SDDC 1.12がリリースされました!
2020/09/21 に VMC on AWSのSDDCバージョン 1.12 がリリースされました。
様々なアップデートがあったようですが、目玉はVMware Transit Connect の正式リリースではないでしょうか。
(前バージョンではプレビュー版でした)
ポータル画面にも1.11ではなかった項目が増えています。
もともとVMC on AWSは、ネイティブAWSとENIを使用して1つのVPCと連携することが可能でした。
複数のVPCを接続する場合は、AWS Transit Gateway を使用する方法がありました。
Transit Gatewayから、SDDCに対してそれぞれVPNを接続するような形です。
ただし、この構成の場合、Transit Gateway側のLimitにより、1VPNあたりのスループットが1.25Gbps に制限される、という点がネックでした。
(・・・あと、実は、オンプレミスをTransit Gatewayに接続してVMC on AWSへアクセスする経路は、非サポート構成になるのでご注意を。)
今回リリースされた、VMware Transit Connect は、複数SDDCや複数VPC間をENIと同じ25Gbpsで接続できるサービスになります。
VMware Transit Gatewayでは、VPC間のルーティングができないため、上記イメージのようにAWS Transit Gatewayと併用して構成することになるかと思いますが、複数のAWS VPCをお持ちの環境や、SDDCが複数ある大規模システムでも活躍しそうなサービスです!
すさまじいスピードでドンドン機能が追加されていくVMware Cloud on AWSからは今後も目を離さないようにしないといけないですね!
デハ、今日はこのへんで